ダニエルダン探偵”ダン”の日記

名前を明かすことはできないが探偵だ。謎の多いダニエルダンという私史上最大の謎を解いていくブログ

ダニエルダンは一体何者なのか?彼の経歴を私が暴こう

ダニエルダンのオーケストラ?何者?プライベートバンカーとは?

 

どうもこんにちは。

 

今回は“歩く1億円ダニエル”と噂されているある人物について推理していきたい。

 

“歩く1億円ダニエル”とはシチリア島タオルミナ出身のアフロ。

“ダニエルダン”という男のことである。

 

とにかくこのダニエルダンという男は全てが謎。

わかっているのは顔・名前ということと、1億円以上稼ぐとんでもないお金持ちであるということだけだ。

 

憎たらしい...。これは推理しがいがありそうだ…。

しかし、今回はダニエルダンの尽きない資金源について推理していくわけではない。

 

それより彼のプロフィールが気になって仕方がない。

生年月日から血液型、年齢に至るまで“不明”なのだ。

 

そこで私は1つの仮説にたどり着いた。

 

「彼は重度の記憶喪失に陥っているのではないか?」と。

 

今回はそれを検証していきたい。

つまり彼の経歴を暴いてしまおうというお話である。

 

ダニエルダンという男についての考察

 

イタリア出身の日本顔。

広い人脈と謎の資金源。

具志堅用高以来のアフロヘア。

 

 “歩く1億円”とまで称されているとかいないとか噂される男こそダニエルダン、その人である。

 

ここで、軽くダニエルダンのプロフィールを見てみよう。

 

名前:ダニエルダン

生年月日:不明

年齢:不明

血液型:不明

身長:180㎝

体重:65㎏

髪形:アフロ

出身:シチリア島タオルミナ生まれ

住所:不明

国籍:不明

性格:冷静沈着、寡黙

 

何か思わないだろうか?

そう。“わからないことだらけ”なのだ。

 

私は今まで何人もの人を見て推理してきたが、ここまで自分のことを知らない人物もそういない。

 

先ほど話をした通り、この人の最も謎な部分はプロフィールではない。

ダニエルダンのこれまでの経歴だ。

 

私はダニエルダンという人物がどんな人生を送ってきたのかを知りたい。推理したい。

そこが今回のキモになる。

 

※これから話すことは私の想像である※

登場する団体・人物・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

 

ダニエルダンを紐解く2つの手がかり

 

まず、大抵の人はダニエルダンのプロフィールを見てこう思うはずだ。

 

「誕生日も生年月日すらもわからないってそんなことある??」

まったくだ。私も同意見である。

 

普通の人ならそこで“なんだかこの人怪しいな”と思うかもしれない。

しかし、頭の良い私はさらにその先を行く。

 

私の見解はこうだ。

ダニエルダンは“本当に記憶を失っている”から書けないのではないだろうか。

なぜなら名前と出身地はわかるのに、国籍や血液型などはわからないというのが不思議だからだ。

 

しかし手掛かりならある。

・部分的に記憶がない

・特定の部分は覚えている

 

この2点だけでも、私の頭脳を使えばダニエルダンがどんな人生を歩んできたのか理解することはできるのだ。

 

ダニエルダンの記憶を辿れ

 

ダニエルダンがどんな人生を送ってきたのか。

私の推理を確証へと導いてくれる親友に話をすることにした。

 

親友といっても私の助手でもある。

(医者は医者でも凄腕で、幾度となく私を助けてくれる親友でもある)

 

ダニエルダンのことについて助手に聞いてみたところ“そういうことはあり得る”らしい。

一般的に「解離性健忘」「心因性記憶障害」がそれにあたるというのが助手の見解だった。

 

私は医療分野はさっぱり(大抵の病気はわかる)なので、助手の見解を簡単に説明すると、どちらも大きなストレスやショックな体験が原因らしい。

 

さらに、心因性記憶障害に至っては全ての記憶を忘れてしまうのではなく、一部の記憶が抜けることもあるし、自分が誰だかわからないこともあるというのだ。

 

ダニエルダンの症状にそっくりである。

 

程度は人それぞれらしく、同じ症状を持つ人にテストを行ったところ有名人や都市の名前はうまくこたえられる人もいるとのこと。

 

これだ。

 

きっとダニエルダンはその記憶を失ってしまうほどに、過去に大きなショックがあったのだろうか。

 

ダニエルダンが忘れたかったもの

 

ダニエルダンの記憶から無くなってしまった血液型・年齢・生年月日、

ここから読み取れるのはあなたはわかるだろうか?

 

私はすぐにわかった。

 

占いだ。

 

ダニエルダンが記憶を消してしまったのは大きなショックだとお話したが、その原因は占いにあったのだ。

 

日本でも占いというコンテンツは人気だと言われているが、イタリアにもないわけではない。

 

読者は知っているだろうが、イタリアで人気の占いは星占いやタロット占いだ。

 

もうみなさんならダニエルダンがどのような人生を送ってきたかお分かりいただけたのではないだろうか。

 

日本という国に落胆するダニエルダン

 

おそらくダニエルダンは日本に来るまでイタリアのシチリア島タオルミナで占いをやっていたんだ。

 

ダニエルダンがやっていた占いはもちろんイタリアで人気の星占いとタロット占い。

ある日彼は日本でも占いというコンテンツが人気であることをどこからか知った。

 

それからというもの、ダニエルダンは日本に拠点を置き、かつ占いで成功したいと本気で思うようになった。

 

そして、ダニエルダンはついに自分の人生をかけて日本へ行くことを決意する。

 

ダニエルダンの占いへの熱意はホンモノだった。

日本に住み始める前は。

 

ダニエルダンは日本に来て間もなく、家を借りた。

そしてどうやって占いで生計を立てるか戦略を練り始めるのだが、そこで調べた日本の占いの実態を知り、ダニエルダンは驚愕する。

日本の星占いは若者や女性が関心を寄せるだけで、男性やお年寄りは全く関心を寄せていないという事実に。

 

日本にもイタリアにもポピュラーな占いと言えば“星占い”がある。

だが、その浸透率が全く違った。

 

イタリアでは老若男女、誰もが毎日の運勢をチェックし、自分のみならず家族の星座なのか把握しているというのに。

 

全てを賭けた夢が潰れたショックともう自分には何も残っていないというやるせなさに、彼は占いに使う血液型・生年月日・年齢等々の記憶を失ってしまったのだ。

 

まだ続くダニエルダンの苦難

 

しかし、ダニエルダンの苦難はこれだけではなかったのでは。と私は思う。

 

なぜ髪形がアフロなのかということだ。

 

おそらく彼は今までの記憶を失ってしまってひどく混乱したことだろう。

なぜ自分が日本にいるのかもわからなかったはずだ。

 

わかるのはダニエルダンという名前だけ。国籍もなんだか曖昧だ。

イタリアのシチリア島で生まれた記憶はあるのに、なぜ私は日本にいるのだろう。

 

この時点ではまだアフロではなかったと私は推理する。

 

“ダニエルダンとはどういう人物だったのだろうか”

 

そう戸惑っていたに違いない。

そして苦悩したはずだ。

 

「ダニエルダンには何もない。」と。

自分がひどく空っぽに思えたはずなのだ。

 

どんなものでもいい。私が私として出せるアイデンティティとはなんだろう。

 

彼は悩みに悩んだ。

そして悩みきった末たどり着いた。

 

「そうだ。アフロにしよう」

 

日本においてかなり少ないアフロはきっとダニエルダンのアイデンティティになるはずだ。

 

こうして彼はアフロになったのだ。

 

ダニエルダンの壮絶な経歴

 

これが私の推理するダニエルダンの経歴だ。

 

現代の日本では身分のわからない者には総じて“怪しい”と忌み嫌う風潮がある。

 

私はこれを善としていない。日本人の悪いところだと思っている。

確かに近づいてはならない人間もいるにはいるのだが、ことダニエルダンという男については深い過去がある。

 

そんな志の高いダニエルダンがなぜ“歩く1億円”と呼ばれるになったかは想像に難くない。

というよりどうやって1億円を稼いだのかについては興味がない。

 

読者の諸君もこれからの彼の動向を静かに見守って欲しい。

 

ダニエル後日ダン

 

この記事を書いて以降、私はすっかりダニエルダンのファンになってしまった。

ファンレターならぬダンレターも送ってしまった。

 

彼のその姿勢にひどく感激したのだ。

だから400万ほど寄付することにした。

 

というよりもうした。

 

これからのダニエルダンのためにほんの少し支えになってくれれば良いと思う。

 

助手は私のこの決断に猛反対したが、私の考えにケチをつけるようであるならもう親友ではない。

 

今度ディナーにでも誘って説き伏せるつもりだ。